BE ONE BLOG

2018.7.29

支援する人を支援する

 先週の水・木の2日間、広島県福山市での災害ボランティア活動に参加してきました。会社としても個人としても所縁のある場所なので、なにか少しでも手伝えればと思い時間をつくって行ってきました。
 
 当日は、近隣に住んでおられる個人の方を中心に、地元企業などからの団体も含め約100名が来られてました。活動の拠点となっている神辺文化会館に9時に集合し、福祉協議会の方の指示のもと、それぞれの派遣先にバスで向かいます。
 
 活動した場所や内容は被災された方への配慮として割愛しますが、別の視点で2つほど学んだことがあったので書いてみたいと思います。
 
 ひとつは、作業用品の無償貸与という形での支援もある、とうこと。
 
 出発前の説明時に、地元企業の株式会社サンエスさんから扇風機付きジャンパーの無償レンタルについても話がありました。「空調風神服」という商品。見たことはありましたが、実際に着たことはなかったので、私も借りてみることに。
 
 左右の腰のあたりにひとつずつファンがついていて、左ポケットの裏側に充電池を入れるようになってます。風量は3段階に調節でき、強で約6時間もつそうです。この2日間も40度近い猛暑。5人に1人くらいの方が、空調風神服を借りて着用し、みなさん快適そうにされていました。なぜか私は、着方が悪かったのか、はたまた慣れない仕事に張り切りすぎてしまったのか、1時間くらいでジャンパーの中が汗だくになってしまいました。
 
 これだけ酷暑があたり前になってくると、こうした空調機能つき衣服の需要は間違いなく増えるので、さらに進化を遂げていきそうです。屋外での作業時だけでなく、日常生活の中でもあらたな形のものが生まれるような気もします。
 
 

 二つめは、食事券の提供、という形の支援があること。
 
 作業がおわり拠点に戻ると、参加者には1,000円分の食事券が配られました。これはカレーのココイチをやっている壱番屋さんの協賛でした。なので、壱番屋さんの系列店のみで有効ではありますが、厳しい暑さの中で作業をしてきた人にとっては非常にありがたいものです。
 
 復興支援というと、まず頭に浮かぶのはお金や物資の寄附、ボランティア活動への参加などです。一方で、ボランティア活動に参加される方への支援というやり方もあるのだなと勉強になりました。私などは2日間参加しただけですが、7月7日以降ずっと酷暑の中で作業を続けておられる現地の方々には本当に頭が下がります。 
 
 最後になりますが、あらためて今回の豪雨被害で亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。また、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。